2009年9月30日水曜日

リカルド・ボフィル Ricardo Bofill





建築家で
世界的な建築創造チーム
タジェール・デ・アルキテクトゥーラを指揮する
友人のリカルド・ボフィルから
彼らが設計したバルセロナのホテルが竣工したので
オープニングにこれないかという誘いがあった。
地中海に船出する巨大な船のような
Hotel  Vela
彼らはずいぶん前からこの仕事に関わっていて
とうとうできたのだなと思う。
2ヶ月ほど前にバルセロナの第2国際空港
T1がオープンしたばかりで
リカルドはこのところ
彼の本拠地のバルセロナに
2つの巨大プロジェクトを完成させたことになる。
空港にはホテルよりも長く携わっているが
それにしても建築は時間がかかる。
バルセロナ・オリンピックの時に完成させた
彼らの最初の空港は
それまで重厚で閉鎖的だった空港の概念を一変させたが
常に新しい試みにチャレンジする
リカルド・ボフィルのことなので
今度のホテルでも
きっとなにか新しい試みを実現しているに違いない。
今はないけれどもあってもいいと思えるものを想い描き
ぶれることなく
根気よくそれに向かう彼の独創力と情熱と忍耐から
多くのことを学んだ。





建築は
この世に息づいても良いと思える価値に
かたちと命を与える
最も優れた方法の一つだと思う。