アルゼンチンのブエノスアイレスに住む
親しい友人のアンジェリーナ・オテロから
今回の大災害に対する彼女と彼女の友人たちの
想いを込めたメッセージを
100人もの友人たちの名前とともに送ってきた。
これからもっと広く呼びかけ続けるとも書いてあった。
彼女は私の古くからの親友のロベルト・オテロのお姉さんだ。
ロベルトは、もう亡くなってしまったが
ゲバラの幼なじみで
スペイン戦争の英雄的詩人、ラファエル・アルベルティや
ピカソと親しくしていた写真家だ。
彼は文章がうまかったが
お姉さんも、とても素晴らしい感性の持ち主だ。
送られてきたメッセージが素晴らしいので
日本語に訳してみた。
アルゼンチンにはカトリックのクリスチャンが多いので
それが内容にも反映されているけれど
ここでいわれている神は
あらゆる宗教の壁を越えた神だと感じる。
★
神さま、ありがとうございます。なぜなら私は今朝、私の愛する人々のいる見覚えのある場所で、生きて目覚めることができました。なぜなら今朝、私は自分の足で自分の家に立つことができました。なぜなら私は今朝、何かに埋もれて助けを呼ぶ、自分の息子たちや、夫や、両親や、兄弟姉妹のことで泣いてはいません。なぜなら私は今朝、一杯のコップの水を飲むことができました。なぜなら私は今朝、放射能災害の恐怖におののいてはいません。それよりなにより、ありがとうございます神さま、私はいま生きています。そして日本のひとびとのための祈りを、こうして言葉にすることができます。
神さま、お願いです。あなたは不可能を可能にできる唯一のお方です。闇を光に変えることのできるお方です。お願いだから、嘆き悲しんでいるあの母親たちに力を与えてください。あらゆる意味での平和を与えてください。救助を妨げている道という道を開けてください。医者や、子どもたちや、食料や、あの人たちが求めているすべてのものが届くのを妨げている道を。
家族をなくした方々のために、平和を、希望を、前に進む勇気を、あたえてください。あなたの力で子どもたちを守ってください。お願いですから、私たちの神さまである、イエス・キリストの名において、アーメン!!!
みなさんどうか、引き続き日本の人たちのために、一緒になって祈ってください。私たちは誰一人として、このような大惨事と無縁ではあり得ないのですから。